引越しの見積もりって、何社も対応するのが面倒じゃないですか?
- だったら同時に呼んじゃえば良いじゃん!
- 一度に3社とか呼べば、訪問見積もりも1回で済むよね?
引越しの見積もりを同時に呼ぶことの最大のメリットは、面倒が1回で済むことです。
休みの日をまるまる潰したくない!
面倒な訪問見積もりを一度で済ませたい!
誰でもこのように思うのではないでしょうか?
同時ではないにしても、30分ずつズラして予約を入れてみようか?
という方もいるかも知れませんね。
結論から言うと、どちらもあまりオススメすることはできません。
(すみません)
最大の理由は、
- 料金交渉・値引き交渉が出来ないから
- 内容をしっかり確認できないから
- 営業マンがやる気をなくす(捨て見積もりになる)から
です。
私は、引越し業界最大手の会社で、営業として働いていた経験があります。
ですが、現役ではないので、誰かに忖度する必要がありません。
引越し業界の裏側を知っているからこそできるアドバイスがあります。
この記事では訪問見積もりで、引越し業者を同時に呼んではいけない理由について詳しく解説していきます。
理由を把握することで、料金交渉の勝ち筋も見えてくると思います。
この記事を読むことで、同時見積もりがいかに危険で、できるだけ費用を抑えたいという希望を叶えられない可能性が高いということがイメージできるようになると思います。
USK訪問見積もりが怖い・不安という気持ちも、少し和らげたい・・・
そんな期待に応えたい・・・
そんな思いでこの記事を書いていきます。
引越しの訪問見積もりで同時に呼ぶ最大のリスクは?
引越しの訪問見積もりって、何社も対応しなければならないので面倒ですよね?
とても良くわかります。
その面倒な見積もりも、同じ時間に呼んでしまえば一度で済む・・・
そんな誘惑に駆られたことはありませんか?
「引越し 見積もり 同時」
なんて検索してみると、色々な意見があるのがわかります。
中には同時見積もりを推奨する記事も見られますね。
でもこれ、とーっても危険なんですよね。
結論:同時見積もりは絶対にやらない方が良い
引越し会社の元営業マンの視点からお伝えすると、同時見積もりは絶対にやらないほうが良いと思ってます。
同時見積もりを推奨する人も居ますが、それは引越し業者を料金だけで選ぶという人だと思います。
料金だけで選んだら、絶対に後悔すると思いませんか?
でも、見積もり金額が思ったより下がらない
私が同時見積もりをオススメしない理由・・・
その理由の一つは、見積金額が思ったよりも下がらないことにあります。
当然ですが、誰もが「なるべく安くしたい」と思いますよね?
見積金額が下がる(安くなる)メカニズムは、営業マンが契約をもらうために頑張ろうとするからです。
営業マンは契約を取ろうと必死になって会社と交渉してくれます。
こちらの希望を叶えようとしてくれるんです。
(営業マンを見極める力という記事も面白いですよ!)
でも、それが『同時見積もり』になってしまうと、営業マンは頑張りたくても頑張れないんです。
イメージしてみてください!
他社の営業マンがいる前で、料金交渉なんてできませんよね?
また、人気のある引越し業者ほど諦めが早く、次の見積もりがあるため先に出ていってしまうこともあります。
(安くする理由がないため、先に出ていく営業マンは頑張らない金額を置いて出ていってしまいます)
そうなると、残った業者はその金額をベースにして少しずつ下げて置いていくことになるので、最終的に費用をあまり抑えられかったという結果になってしまいます。
残った業者はラッキー(安くしなくても決まる)って思っていると思います。
各社の内容がわからない
もう一つの理由が、各業者がどんな引越しを実現してくれるのか?
具体的なサービス内容がわからないということです。
(本当はこっちの方が問題です)
- どんなプラスアルファの約束をしてくれるのか?
- その業者の強みは何なのか?
- 高いレベルの教育を受けた作業員が売りなのか?
- トラックの台数と作業員の数を多くしてくれるのか?
- オプションをサービスしてくれるのか?
といったことが聞けないことがあります。
2〜3社ならまだしも、5社、6社ともなってくると・・・
誰が何を言ったのか、わからなくなってしまうこともありますよね?
何かトラブルがあった時、致命的です。
暇な業者が最後まで残る(時間稼ぎ)
さらに厄介なのは、わりと暇な業者が最後まで残ろうと粘ることです。
見積もりを出すのに時間が掛かっているふりをして、最後まで残ろうとします。
最後まで残って何をしようとしているかというと、一番安くして契約をもらおうとするんです。
本当にその業者で大丈夫ですか?
引越しは「誰がやるのか?」ということが、大事になってきます。
失敗しない引越しを実現させるためには、その決め方はオススメ出来ません。
また、元々のベースが高いので「もっと安くできたんじゃないか?」という疑問が残り続けることになるかも知れません。
同時見積もりのとき、営業マンが何を考えているか?
同時見積もりがどうしてオススメできないのか?
その理由を別の視点からもう少し掘り下げてみますね。
その視点とは営業マンの視点です。
営業マンサイドのメリット(頑張る理由)
- ちゃんと説明がしたい
- お客様に納得してお任せしてもらいたい
- その上で、お客様にもメリットを感じて頂ける料金を提示したい
もしあなたの目の前に、このように考えている営業マンがいたとしたら、どう思いますか?
少なくても、その人の話をちゃんと聞いてみたいと思いませんか?
一方で、
「金額を安くしておけば決まるでしょ」
「所詮、値段でしょ?」
「中身なんて見ていない(どうせわからない)」
「契約さえ取れれば、あとのことは自分には関係ない」
そんな営業マンもいるかも知れません。
(肌感覚ではこっちの方が多かった気がしてます)
前者の営業マンは、他社と同席になることでモチベーションが下がってしまいます。
なぜなら、ちゃんと説明が出来ないから、お客様の話しをちゃんと聞くことができないからです。
他社とバッティングした時点で、その見積もりを半ばあきらめてしまいます。
逆に後者の営業マンは、同席になることをあまり気にしません。
安い金額を出すために必要なのは、お客様の話しを聞くことではなく、他社の見積もり額がわかれば良いのですから・・・
逆に目の前で、他社の金額がわかるのでラッキーくらいに思っているかも知れませんね。
営業マンにとってのメリットは、『契約』です。
これはどの営業マンでも同じです。
ただ、営業マンによって違いが生まれるのが、その契約の取り方です。
お客様の希望や不安点を伺って、その問題を払拭する提案をすることで安心してお任せ頂くのか?
それとも、見積もりの中で一番安くすることで契約を取るのか?
営業マンによって変わってくるのですが、同時見積もり(同席・バッティング)は、後者に喜ばれる方法だということです。
このブログのコンセプトは、『信頼できる業者に、最安値で依頼する方法をお伝えすることで、失敗しない引越しを実現させる事』にあります。
ですので、
このブログで、同時見積もりは推奨できないんです。
誰もが決まらないと感じる
一般的に同席になった場合、「その場では決まらない」とそこに居る営業マン全員が思っています。
だから、見積もり金額もたいして下がらないんですよね。
見積もり金額が下がるタイミングは、「契約を取れるかもしれない」と営業マンが感じた時です。
となると、営業マンに「ここでは決まらない」と感じさせるのは得策ではないと思いませんか?
見積もりが提示される仕組みを少しだけ暴露します
見積もりが提示される仕組みについて、少しだけ触れておきますね。
営業マンが、「トラックの空きを確認する」などの理由で会社に電話をするタイミングあります。
実はここで会社から「◯◯円」って言われているんです。
(裏話ですが、見積り金額はこの金額より高めに提示されます)
会社は、営業マンが報告してきた内容を元に金額を決めています。
その中には、「どこどこの会社とバッティングしている」という情報も入れるんですが、特に業者数が多い場合、言葉は悪いですが「その見積もりは捨てて、次に行こう!」って会社から言われることもあるんです。
最後まで残れるなら別ですが、人気の業者は次の見積もりも入っているので他の業者を待っている時間がありません。
そして最後まで残れないなら、自分よりも後の業者は、見積もり額をいくらでも調整(安く)できることを知っているので、安くする意味がないのです。
裏話の回収をしますね。
会社から言われた金額よりも、見積り金額を高めに設定して提示する理由は、値引き交渉に応えるためです。
だから、最初の見積り金額で納得したら駄目ですからね!
まとめ:同時見積もりは『百害あって一理あり?』
同時見積もりのデメリットは・・・
- 料金交渉ができないこと
- 人気の業者が相手にしてくれなくなること
- 暇な業者が最後に残って、しつこくされること
- 引越しのサービス内容(中身)が全くわからないこと
- 業者ごとの特徴・ウリ・強みがわからないこと
- 一度に複数名対応するので、目が行き届かいこと
- 誰が何を言ったか忘れてしまうこと
- 一つの業者と話していると横から別の業者が割り込んでくる
- 話に集中できない
挙げるとキリがありません。
一理とは、時間が節約できることだけ
ひとつだけメリットがあるとすれば、
時間が節約できる、ということだけです。
本来でしたら、3社から見積もりを取るだけで、休みの日を一日使うことになると思います。
それを、半日(たとえば午前中だけなど)で終えられるので時間は節約できますよね?
でも、それだけです。
オススメは3社選んでそれぞれ見積もりを取ること
同時見積もりにならない(しない)ためには、1社ずつ間隔を十分取って予定を組むことです。
- 9:00〜10:30 1社目
- 13:00〜14:30 2社目
- 15:00〜16:30 3社目
上記は、小さなお子様がいらっしゃる方でお昼の時間帯をしっかり確保した予定になります。
ご家庭の状況によって、変更しても良いと思いますが、ポイントは1社に対して2時間は確保することです。
引越しの訪問見積もりに来る営業マンは、時間に遅れてくることも珍しくありません。
そこで、あまりタイトな予定を組んでしまうと、前の業者が終わっていないのに次の業者が来てしまうなんてこともあります。
(まだ終わっていないのに、何とかして家の中に入ってこようとします)
同時見積もりが駄目だということはわかった!
でも、見積もりに3社しか呼べないとしたら、その3社を厳選したいと思いませんか?
見積もりに呼ぶ業者をしっかり選びたいと・・・
その方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
そちらを参考にしてもらえると嬉しいです。











