- 料金交渉なんてしたことない
- 交渉のやり方がわからない
でも、引っ越しの費用はできるだけ抑えたい…
前提として引っ越しは…
料金交渉(値切る)が当たり前!
この記事では、
mikuさん「料金交渉なんてしたことない!」
という方に、
元引越し営業マンの私が、
「希望価格を引き出す交渉術」
について、お伝えしていきたいと思います。



私は引越し業界最大手の元営業マンで、
当時は年間1000件以上の見積もりを担当していました。
引越し業界の裏側を、包み隠さずお伝えできるのは、
「私が現役では無いから」です。
このブログでは、主に引越し業界の裏側(闇)に、スポットを当ててお伝えしていきます。
(良い面も沢山あります・・・)
- 訪問見積もりの全体像がわかる
- 料金交渉に対する概念が変わる
- 交渉って意外と簡単かも?って思える
この記事を読むことで、引越しって料金交渉(値切る)しても良いんだ!
って、思えるようになるはずです。
訪問見積もりの流れを確認しよう
まずは、訪問見積もりの流れを
確認しておきましょう。
どんなことをするのか?
ということを知っておくだけで…
「心理的(心に)余裕」が生まれます。
引越し業者によって、多少の違いはあるかもしれませんが、
- 挨拶
- 引越し条件の確認
- 荷物確認
- プラン内容説明
- 見積もり提示
こんな感じです。
見積もりが提示された後、
料金交渉がスタートします。
1.挨拶
引越し業者の挨拶から
スタートします。
「本日は貴重なお時間を
頂きましてありがとうございます」
「●●引越センターの○○です」
と、名刺を差し出されます。
2.引越し条件の確認
これは「どんな引越しか?」
ってことなんですけど、
例えば、
- 希望日
- 希望時間
- 引越し先の住所
- 引越し先の建物条件
- 過去の引越し経験
- 相見積もりかどうか?
- 引越し作業の範囲
などを、聞かれることになります。
希望日の確認
引越しをいつ頃予定しているのか?
ってことですね。
希望日をピンポイントで
伝えるのが一般的ですが、
特に「この日」というのが
決まっていないこともあると思います。
その場合、
「●月の中旬で土日が希望」
「●月の土曜日であればどこでも良い」
ってこともありますよね?
この場合のメリットは、
その期間中で安く出来る日を
引越し業者が提案してくれるということ。
希望時間
こちらは、引っ越しの開始時間が
「午前」か「午後」どちらか?
ということです。
スタート時間の約束がない
「午後便」のほうが、安くなります。
(県外への引越しは基本午前便)
夜、荷物をトラックに積んで
朝一、引越し先からスタートする
というパターンもあったりします。
引越し先の住所
そして、
引越し先の住所を確認します。
今は、グーグルマップ、
ストリートビューなどを使って
営業マンと確認していくイメージです。
このとき、営業マンが
特に気にしているのが「建物までの道幅」です。
大通りから、どの道を通って
建物までアプローチするか?
ということ。
引越し先の建物条件
戸建てなら、
- 何階建てか?
- キッチンは何階にあるか?
- 家の前の道幅はどのくらいか?
マンションなら、
- 何階建ての何階か?
- エレベーターはあるか?
- エレベーターは何人乗りか?
- 建物前の道幅はどのくらいか?
ということを確認します。
過去の引越し経験
過去の引越し経験についても
確認されるはずです。
- 引越し会社を使ったことがあるか?
- どこの引越し会社だったか?
- 不満に感じることはなかったか?
- 今回注意してほしい点はあるか?
過去に経験しているからこそ、
気になることがあるはずです。
それを事前に把握しておき
特に注意して作業を行います。
相見積もりかどうか?
引越し業者と営業マンが
一番気にするのがこれ!
- 何社、見積もりに呼んでいるのか?
- 自分たちは何社目なのか?
- どこを呼んでいるのか?
など、引越し業者からすると
「競合先」を確認しておきたい
って考えるんですね。
- A社は安い
- B社は高め
などの基準を持っています。
このことを逆手に取ると・・・
ネットのクチコミで、
「●●引越センターは安い」
という情報をいくつか見かけたとします。
営業マンに聞かれたとき、
実際にその業者を呼んでなくても、
「相見積先の中に入れておく」だけで
見積金額の基準値が下がることがあります。
引越し作業の範囲
引越しで大変なのは、
「荷物を運ぶ」ことよりも、
「荷造り」だと言われています。
引越し業者には、オプションで
荷造りや荷解きのサービスがあります。
小さな子どもがいるご家族では、
「荷造りが思い通りに進まない」
なんてことも・・・
ここでは、
荷造りや荷解きを誰がやるのか?
ってことを確認されます。
訪問見積もり時の交渉シーン
訪問見積もりのとき、
交渉が必要になるシーンが3回あります。
- 料金の交渉
- 条件の交渉
- 即決を回避するための交渉
料金の交渉
これが一番興味があると思います。
ここで失敗するわけにはいきません。
交渉=料金交渉
のイメージがありますよね?
見積もり金額を、
どこまで下げてもらえるか?
という交渉です。
前提として、
「引越しは定価がない」
まずは、これを理解しましょう!
定価が無いのですから、
提示される初期見積もりに
納得する必要が無いんです。
同じ条件を伝えても、
業者によって提示額が違います。
そして実は、引越し業者側も
「値引き交渉を前提」にしています。
引越し業者が出す「初期見積もり」は
値引き交渉されることが前提になっている
交渉が当たり前の業界
だということです。
だから、交渉しても良いんです。
遠慮する必要なんて無かったんですね。
まずは「交渉しても良いんだ」と
思うようにしてください。
「交渉しないと損」をします。
条件の交渉
「条件交渉って何?」
って思いましたか?
あまり聞き馴染み無いですかね?
見積もりを出してもらう時に、
「条件を揃えてもらう」ことを
意識してみると良いかも知れません。
- 処分品を引越し業者に依頼する
- ダンボールのもらえる枚数
- 養生(マンション)の有無
- ユニック車が必要になる可能性
例えば、キッチンが2Fという場合、
冷蔵庫が、階段を通れないかも・・・
その場合、ユニック車で2Fに
直接上げる作業が必要になります。
これはオプションで、料金が発生します。
引越し業者の中には、
”見積額を安く見せるため”に、
(こわいですよね?)



「通るか通らないかは五分五分です。」



「もしかしたら通るかも知れないから、当日判断しましょう!」



「もし、階段で運べるならユニック車を使わなくて済むのに
手配しちゃったら、もったいないですよね?」
という営業マンがいる一方で、



「最近の住宅で、キッチンが2Fにあるタイプでは、冷蔵庫を階段で上げられないことが多いんです」



「当日ユニック車を手配するとなるとその日は、冷蔵庫を仮置して帰らなければならなくなってしまいます」



「こういう場合、弊社では必ずユニック車を手配しておくことになっています」
- A社はユニック車代無しの見積額
- B社はユニック車代込みの見積額
この状況では、
多くの場合A社が選ばれます。
当然ですよね?
見積り金額が安いですから…
通るか、通らないかは五分五分
という意見に希望を持ちたくなりますよね?
ただ、最近の3階建て建売り住宅の場合、
ほとんどが階段から上げるのは無理ということが多いです。
この場合、A社に対して
「ユニック車代込みの見積」も
作ってもらうのがお勧めです。
そして、
「ユニック車代込み」の総額で
交渉していくのがオススメです!
条件交渉をする場合、鉄則があります。
それは、必ず契約の前に行うことです。
「洗濯機の設置」や「ダンボールの枚数」は、
必要に応じて見積もりに含めてもらうこと。
営業マン側の思考は、
なるべくオプションを入れず安く見せたいです。
でも、あなたは
なるべく色々なオプションを
付けてもらいたいですよね?
引越しでは、
総額ベースで料金交渉する
のが、基本形です。
即決回避交渉
どの業者の営業マンも、
必ず「即決」を迫ってきます。
「即決を回避する」のも、ひとつの交渉です。
「即決」は、
- 初対面の営業マンを
- 根拠も無いのに、
- 信頼する行為です。
比較検討が当たり前の時代に
なぜそんなリスクを犯す必要があるのでしょう?
「危険なこと」だと思いませんか?
即決回避は、
2社目、3社目と、
後になるほど難しくなってきます。


3つの見積もりを確認できるか?
引越し業者から提示される
見積もりは、3つあります。
料金交渉では、
まずはこの3つの見積もりを
確認する(提示させる)ことが重要です。
- 初期見積もり
- 即決価格(見積もり)
- 最終見積もり(置いていく見積もり)
初期見積もりで、
悩んでいると最終的に、
提示されるのが即決価格です。
即決を回避すると、
提示されるのが最終見積です。
即決価格は、形式上
「今決めてくれたらこの金額です」
というものなので、
即決しなかった場合、
営業マンとしては、
その価格を置いて帰ることができません。
「即決価格」にならなくなるので・・・
そう考えると、
最終見積もり(置いていく見積もり)は、
当然、
即決価格より金額が上がってしまいます。
初期見積もり
初期見積もりは、
最初に提示される見積もりです。
この「初期見積もり」で、
決めることはありません。
よってこの見積もりを、
真剣に捉える必要はないということです。
「はいはい、それで?」
って感じでOKです。
初期見積もりでは、
総額を気にするよりも、
何が記載されているか?
という方を確認するようにすると良いと思います。
当然、引越し業者側(営業マン)も
この見積もりで決まるとは思っていません。
営業マン側からしたら、
お客様の反応を見るための
「当ての見積もり」って感じです。
あなたの顔色を伺っているんです。
だから、あなたはこの初期見積もりに
反応する必要はありません。
記載されている細かい部分を確認していると
出てくるのが「即決価格」です!
確認中はぜひ無言を貫いてみてください。
営業マンが、ちょっと高かったかな?
と不安になって、
見積り金額を下げようとしてくるかも知れません。
即決価格は、
「今決めてくれれば、ここまで下げます!」
という価格です。
訪問見積もりでは、
この「即決価格」を提示してもらうこと
を目指します。
即決価格
「即決価格」を引き出すには、
悩んでる雰囲気を出すです!
注意しなければならないのが、
この場では決めませんという
態度は取らないということ。
これだと、
「即決価格が出てこない」
可能性があります。
あくまでも「悩んで決めきれない」
という雰囲気を出すことが重要です。
悩んでいるから、
営業マンは「もうひと押し」と
思って価格を下げてくるのです。
即決価格は、
「今決めてくれたら、ここまで下げますよ」
という価格です。
ちなみに、即決価格は、
契約しない限り見積書という形で
提示されることはありません。
口頭で言われることが多いです。
最終見積もり(置いていく見積もり)
即決価格が出た状態で、
「今は決められない」と言うと、
即決価格よりも少し高い
最終見積が提示されます。
ここで避けたいのは、
最終見積が、初期見積もりになってしまうこと。
即決を回避すると、
途端に態度が悪くなる営業マンがいます。
意地の悪い営業マンだと
面倒臭いのか「じゃあ、これで!」
と言って、初期見積もりを
そのまま置いていく場合があります。
いずれにせよ「即決価格」は、口頭でも
引越し業者が出した実現可能な価格です。
見積書にメモしておきましょう!
即決を迫られたら?正しいかわし方
訪問見積もりでは、
引越し会社の営業マンが、
必ずと言って良いほど即決を迫ってきます。
3社の見積もりを受ければ
3社ともに即決を迫ってきます。
大事なことは、
即決を迫られたとき、
上手に躱す方法を知っているか?
ということです。
営業マンも契約を取ろうと
必死になっています。
一般的に言われているのが、
第三者に確認(相談)する必要があるです。
「旦那さん(または奥さん)に、
相談しないと決められない」
というやつですね。
そのために、
旦那さんが外出して不在の状況を作り出す
みたいな・・・
でもこれ、営業マンからすると、
「想定内の断り文句」なんですよね。
これで、簡単に引き下がる営業マンは
居ないのではないでしょうか?



一人で営業マンの相手をするのって
不安じゃないですか?
ご夫婦二人で対応する方が
よっぽど心強いですよね?
営業マンに通じない作戦で、
一人で訪問見積もりを受ける・・・
そんなリスク、負う必要はありません。
じゃあ、即決を迫られたときに、
どうやって回避するの?
これについては…
訪問見積もりを、
3社に依頼する場合、
1社目と2社目、3社目と・・・
私のオススメは、
それぞれで変わってきます。
ちなみに、4社以上見積もりを依頼する
という人なら、最初と最後とその間というイメージ。
例えば、4社に依頼するとした場合、
2社目と3社目は同じってことですね。


引越し業者選びを完結させる最後の料金交渉
最終的な料金交渉は、
全ての業者の見積もりが出揃った後、
「ここにお願いしたい!」
という業者だけに行います。
全ての見積もりが出揃って
お願いしたい業者の見積額が
最安ではない場合・・・



料金交渉が
必要になってきますよね?
私のオススは、
「その日のうちにやりましょう!」です。
理由は、その方が
成功確率が上がるからです。
これは、営業マンの心理を
上手く利用する方法です。
一旦失ったと思っていたものが
再び手に入るかもしれない・・・
営業マンに、そう思わせることが、
最後の料金交渉を成功させるコツです。
- 見積もり当日に
- 営業マン本人に
- 料金交渉をする
この3つの条件が揃っていることが、
最後の料金交渉が成功する確率を高めるものです。
具体的な交渉シーン



料金交渉を成功させるためには、
相手の心理状態を理解しておく
ことが、必要かも知れません。
営業マンが、
こちらの要望を聞いてくれるのは、
「逃したくない」と思ったときです。
この契約を逃したくない・・・
このように思わせることができれば、
このように思っているときなら、
交渉は上手くいく・・・
そうは思いませんか?
訪問見積もりで、即決を回避すると、
基本的に営業マンはこう考えます。
- 契約を逃した…
- 営業に失敗した…
上司からは、
がっかりされているでしょう…
怒られているかも知れません…
その状況下で
こちらから連絡入れるので、
再び巡ってきたチャンスを、
逃したくない…
そう思うはずです。
例外があるとすれば、
仕事に真剣に向き合っていない営業マンです。
まぁ、そんな営業マンなら
この人(会社)に任せたい!
なんて思っていないはずです。



最後の料金交渉はこんな感じです。
先程、見積もりをしていただいた●●です。
今、少しよろしいでしょうか?
あの後、
しっかり検討させてもらいまして…
僕(私)としては、○○さんのところで
お願いしたいなぁって思っています。
ただ、妻(夫)が
費用面を気にしていて・・・
なかなか説得できずにいるんです。
○○さん、
何とか相談に乗ってもらうことは
できませんか?
内容面に関しては、
妻(夫)も、○○さんのところで
納得してくれているんです。
こんな感じです。
あなたが、信用できると感じた
営業マンなら・・・
あとはその営業マンが
何とかしようとしてくれるはずです。



具体的にどのくらいになれば
奥様(旦那様)は納得してくれそうですか?
って・・・
そうなれば、
今出ている最安の業者の金額を伝えて、
それよりも少しでも安くできないか?
という相談をすればOKです!
あなたの引越しで、
料金交渉が成功するよう祈ってます!







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